Archive for the ‘iPad’ Category

【お知らせ】『プロ漢方』がバージョンアップし、ツムラの製品番号による検索が可能に

木曜日, 11月 25th, 2010

『プロ漢方』がバージョンアップし(ver.2.1.1)、新たに以下の機能が追加されました。

  • 薬価収載処方のうち、ツムラが製造・販売している処方は、処方名の後ろにその製品番号が表示されるようになった
  • キーワード検索では、ツムラの製品番号による検索が可能になった
処方名の一覧画面(五十音順)

処方名の一覧画面(五十音順)

各処方の詳細解説画面

各処方の詳細解説画面

キーワード検索画面1(「12」と入力)

キーワード検索画面1(「12」と入力)

キーワード検索画面2(「12」をタップ)

キーワード検索画面2(「12」をタップ)

漢方の世界では、ツムラの製品番号はいわばデファクトスタンダードで、処方名の代わりにこの製品番号が使われることも珍しくありません。今回のバージョンアップにより、『プロ漢方』がより使いやすくなったのではないでしょうか。

【お知らせ】『プロ漢方』を無料でプレゼントしてくれるキャンペーンが期間延長

木曜日, 11月 4th, 2010

SoftBank携帯電話代理店のテレコムサービス様が実施していた、『プロ漢方』を無料でプレゼントしてくれるキャンペーンが、好評につき、12/31(金)のお申し込み分まで延長されました。また、忙しいドクターや医療関係者向けに、SoftBank携帯電話の新機種契約のお申込出張サービスも併せて開始するようです。

新しいキャンペーンサイトは以下のとおりです。詳しくは、キャンペーンサイトをご覧ください。

キャンペーンサイト

キャンペーンサイト

【お知らせ】『プロ漢方』を無料でプレゼントしてくれるキャンペーンが開始

水曜日, 9月 29th, 2010

SoftBank携帯電話代理店のテレコムサービス様が、『プロ漢方』を無料でプレゼントしてくれるキャンペーンを開始しました。Softbank携帯の新規契約あるいは他社からののりかえ契約を結ばれた方に対して、『プロ漢方』を無料でプレゼントしてくれるという企画です。

キャンペーンサイト

キャンペーンサイト

キャンペーン対象店舗で契約する必要はありますが、『プロ漢方』は価格8,500円ですし、併せてiPhone/iPod touch用携帯バッテリー(3,000円相当)もプレゼントしてくれるようなので、かなりオトクと言えます。

キャンペーンは、2010年10月31日(日)までに契約あるいは予約した分までが対象となります。医師、薬剤師、MRの方々の中で、まだ『プロ漢方』をお持ちでない方は、これを機に是非一度ご検討ください。詳しくは、以下のキャンペーンサイトをご覧ください。

・キャンペーンサイト
https://www.netdebs.jp/mcp/form.php?cpid=prokanpo

・キャンペーン対象店舗検索(対象店舗は全国で1,300以上)
http://www.netdebs.jp/mcp/search/

【お知らせ】『プロ漢方』がバージョンアップし、「資料」に情報が追加

木曜日, 9月 23rd, 2010

『プロ漢方』がバージョンアップし(ver.2.1.0)、「資料」として新たに以下の情報が追加されました。

  • 黄芩を含有する処方
  • 地黄を含有する処方
  • 大黄を含有する処方
  • 人参を含有する処方
  • 附子を含有する処方
「資料」の画面

「資料」の画面

従来のバージョンには、「甘草を含有しない処方」「麻黄を含有する処方」「小児の薬用量」しか「資料」に掲載されていませんでしたので、『プロ漢方』は、これによりさらに使いやすくなるのではないでしょうか。

『プロ漢方』をすでに購入された方であれば、無料でバージョンアップしていただけますので、iTunesを起動して「ライブラリ」の「App」を選択した後、「アップデートを確認」を実行してください。また、『プロ漢方』に関心のある方は、以下のアイコンをクリックし、是非一度購入をご検討ください。

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【お知らせ】『プロ漢方』の機能・動作説明用動画の改訂版がYouTubeにアップ

水曜日, 8月 11th, 2010

『プロ漢方』の機能・動作説明用動画の改訂版がYouTubeにアップされました。改訂版では、基本的な操作方法以外に、ver.2.0.0で実装された絞り込み検索機能の操作方法も解説されています。その動画を以下に埋め込んでおきますので、興味のある方はご覧ください。

【Tips】『プロ漢方』の絞り込み検索機能の使用例

火曜日, 8月 10th, 2010

『プロ漢方』のver.2.0.0に実装された絞り込み検索機能を使うと、自身の知りたい情報を、より素早く知ることができるようになります。ここでは、絞り込み検索機能の主な使用例をご紹介します。

構成生薬による処方の絞り込み

例えば、黄芩と黄連がともに含まれる処方(一般的には芩連剤)を絞り込むケースで説明します。

1)タブバーの「キーワード」ボタンをタップし、キーワード入力欄に「おうごん」と入力します。続けて、リスト中の「黄芩」をタップします。

複数生薬による絞り込み検索1

なお、キーワード入力欄では、必ずしもすべての文字を入力する必要はありません。例えば、「おう」と入力すると、先頭が「おう」で始まるキーワードがリストアップされます。その中から「黄芩」を探しだし、タップしてください。

複数生薬による絞り込み検索2

2)「黄芩」を含む処方がリストアップされています。この画面で、右上にある「絞り込み」ボタンをタップしてください。すると、絞り込み検索用の画面が表示されます。

複数生薬による絞り込み検索3

複数生薬による絞り込み検索4

3)キーワード入力欄に「おうれん」と入力し、リスト中の「黄連」をタップします。

複数生薬による絞り込み検索5

4)処方リストが表示されます。これらが、「黄芩」と「黄連」をともに含む処方群です。

複数生薬による絞り込み検索6

複数の症状による処方の絞り込み

絞り込み検索機能を使えば、患者さんの自他覚症状を次々と入力することにより、それらの条件が満足される処方を絞り込むことができます。ここでは、絞り込み用のキーワードを変更する操作も含め、「認知症」「イライラ」「肩こり」「貧血」をキーワードにした場合で説明します。

1)タブバーの「キーワード」ボタンをタップし、キーワード入力欄に「にんち」と入力します。続けて、リスト中の「認知症」をタップします。

複数の症状による絞り込み検索1

2)「認知症」をキーワードに持つ処方がリストアップされますので、右上にある「絞り込み」ボタンをタップし、絞り込み検索用の画面を表示します。続いて、キーワード入力欄に「いら」と入力し、リスト中の「イライラ」をタップします。

複数の症状による絞り込み検索2

3)「認知症」「イライラ」の両方をキーワードに持つ処方がリストアップされますので、右上にある「絞り込み」ボタンをタップし、絞り込み検索用の画面を表示します。続いて、キーワード入力欄に「かた」と入力し、リスト中の「肩こり」をタップします。

複数の症状による絞り込み検索3

4)残念ながら、「認知症」「イライラ」「肩こり」のいずれをも満たす処方はありませんでしたので、別のキーワードを使って、再度検索してみます。右上にある「絞り込み」ボタンをタップし、絞り込み検索用の画面を表示してください。

複数の症状による絞り込み検索4

5)絞り込み検索用の画面で、右上にある「編集」ボタンをタップします。

複数の症状による絞り込み検索5

6)キーワード削除用のボタンが表示されます。「肩こり」の左側にある「-」ボタンをタップし、続けて、右はじに表示された「削除」ボタンをタップしてください。

複数の症状による絞り込み検索6

複数の症状による絞り込み検索7

7)この操作により、絞り込み検索の条件から「肩こり」が取り除かれますので、右上にある「完了」ボタンをタップしてください。

複数の症状による絞り込み検索8

8)すると、「認知症」と「イライラ」で絞り込み検索した状態に戻ります。「肩こり」の代わりに「貧血」をキーワードにして再度検索してみましょう。

複数の症状による絞り込み検索9

9)キーワード入力欄に「ひん」と入力し、リスト中の「貧血」をタップします。これにより「認知症」「イライラ」「貧血」をキーワードに持つ処方がリストアップされます。

複数の症状による絞り込み検索10

10)ここでは、該当処方が加味帰脾湯ひとつに絞り込まれました。つまり、「認知症」「イライラ」「貧血」という3つのキーワード(症状)を同時に満たす処方は加味帰脾湯であることがわかります。

複数の症状による絞り込み検索11

※症状の複合検索の結果としてリストアップされる処方は患者さんを診断する際の参考になりますが、その患者さんに対する適応処方とは限りません。その点はご注意ください。漢方医学では、適応処方を選択する際、あくまで患者さんの証を診ることが重要です。

【お知らせ】『プロ漢方』がバージョンアップし、iPad、iOS 4に正式対応

火曜日, 8月 10th, 2010

『プロ漢方』がバージョンアップし(ver.2.0.0)、iPad、iOS 4に正式対応しました。当初から予告していたとおり、複数キーワードによる絞り込み検索機能も実装されました。

複数キーワードによる絞り込み検索

複数キーワードによる絞り込み検索の画面

『プロ漢方』をすでに購入された方であれば、無料でバージョンアップしていただけます。iTunesを起動して「ライブラリ」の「App」を選択した後、「アップデートを確認」を実行してください。

また、『プロ漢方』に関心のある方は、以下のアイコンをクリックし、是非一度購入をご検討ください。

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バージョン2.0.0の新機能

  • iOS 4のマルチタスキングに正式対応しました。これにより、アプリを素早く切り替えられるだけでなく、直前に閲覧していた場所に簡単に戻れるようになりました。
  • ユニバーサルアプリになり、iPadに正式対応しました。
  • 複数キーワードによる絞り込み検索機能が実装されました。
  • 附子粳米湯の情報が追加されました。
  • その他、複数箇所のバグが修正されました。

AppleはiTunes Storeの審査基準を早く国別に定めるべき

水曜日, 5月 12th, 2010

講談社がAppleのiTunes Storeに申請した電子書籍のうち、約30%がリジェクトされたようです。それも、日本で許容される表現がAppleの基準では不可。詳しくはこちらの記事を参照してください。

以前、アダルトアプリがiTunes Storeから一斉削除されて話題になりましたが、日本でまったく問題ない表現さえ許容されないとなると、Appleファンの私でもさすがに頭を抱えます。iPadは日本でも大ブレイクしそうですし、日本においてマンガはiPadを購入する大きな動機づけとなるだけに、Appleのこの方針は残念でなりません。

Appleは、米国一律の基準を国別の基準に早く改めるべきです。文化は当然国ごとに異なるわけですから、一律の基準を押し付けるのは少々無理があると言えましょう。iTunes Storeで入手できるアプリは国別に違うわけですし、審査基準を国ごとに設けることぐらい造作もないはずです。そうしないと、出版社はiPhone/iPad向けにコンテンツを提供することに腰が引けてしまいますし、そもそもマンガ家の方々がiTunes Storeにコンテンツを出品しなくなるでしょう。

追記:
以前、hon.jpでこんな記事が流れました。

私は「検閲」に対して基本的に反対ですから、アダルト専用カテゴリの設置には賛成票を投じます。また、マンガの中には青少年向けとして不適切なものがありますから、これらもアダルト専用カテゴリに入れてしまえばよいでしょう。こちらについても、Appleには早急に対応していただきたいものです。

再定義された「The Computer for the Rest of Us」としてのiPad

金曜日, 5月 7th, 2010

普通の人々にとっての「コンピュータ」とは

今日、いつものようにブログを巡回していたら、気になる記事を2つ見つけました。1つは、iPadの登場でネットブックの成長率に陰りが見えてきたという記事、もう1つは、EMCの副社長、Chuck Hollis氏がブログに書いたもので、自宅用にiPadを購入したら家族がPCを使わなくなったという記事です。Chuck Hollis氏は踏み込んで、「今度デスクトップやラップトップを購入するとは思えない」とも書いています。

古くからのMacユーザーであれば、Macが登場した頃、「The Computer for the Rest of Us」(普通の人々のためのコンピュータ)というキャッチコピーが使われたことを覚えているでしょう。当時はPCの黎明期で、PCをコマンドで操作しなければならない時代でした。しかし、新しく登場したMacはマウスやGUIの概念を導入し、従来のPCのイメージを変革します。それ以来今日に至るまで、PCの操作法自体大きく変化していないことは、改めて指摘するまでもありません。

1980年代と比較して、今日のPCの性能はハードウェア的にもソフトウェア的にも飛躍的に向上し、PCであらゆることができるようになっています。しかし、一方でそれは、PCに複雑さの増大をもたらし、「the Rest of Us」(普通の人々)がPCをフルに使いこなせないようになっていました。iPadはまさにそんなタイミングで登場してきたわけです。

iPadはまだできることが限られているため、当面はネット接続用のセカンドマシンとして登場したネットブックの市場と、ラップトップ市場の一部を侵食するにとどまるものと思われます。今後さらにOSとハードウェアの性能が向上した段階でも、iPadがPC市場を完全に置き換えてしまうことはないでしょう。

しかし、PCをコンテンツ消費端末の目的で購入していた人々にとっては、ファイルシステムの内部を自由に探索できず、余分な複雑さのそぎ落とされた(というよりは、ブラックボックス化されている)「不自由な」iPadが、逆に魅力的な選択肢となります。Appleは、指という人間にとってより自然なインタフェースを使うことで、「The Computer for the Rest of Us」を再定義したのです。

参考: